『サイケな恋人』

ということで、今回の年越しはモールルを選択。一番初めにモールルのCDをTSUTAYAで手に取ったのが2010年だったと思いますが、そのときはアジカンのジャケットと同じイラストだったので、アジカンに関係ある何かと勘違いしたので、その後はあまり聴いていなかったというのが事実です。確か、夏のひたちなか後に、やたらとtwitterやなんかで評判が良かったのである日車の中で真面目に聴いてみたのがこのバンドにはまったきっかけだったのです。変態的な歌詞とは裏腹になんか引き寄せられるメロディ、やたらと主張するベース&ドラムの低音。よくよく調べてみるとギターレスバンドということで、ここ最近はベースラインが主張している曲調が好きなのもあってはまったのでした。
ということで、パンティコールとか、断片的には聞いていましたが、きちんと見るのは初めて。COSMO STAGEは当然入場規制。もう待ちきれないほどワクワク。ライブは『野口、久津川で爆死』からスタート。色々なライブレポで見たとおり、ものすごいパフォーマンス。度肝抜かれた!キーボード小脇に抱えてステージ転がりながらとか、ドラム叩かずにドラムセットの上部に設置されたマイクで叫びまくったり。いきなりそんなもんだから、『ユキちゃんの遺伝子』とかはマジでやばかったです。このバンド、一体なんなんだろう。というか、今までこういうの毛嫌いしてたはずなのに、なぜかすんなり入ってくる。これって自分も変態になった証ですかね。
という感じで、カウントダウンはなぜかゲーリーの『君のスカートをめくりたい』アカペラのコール&レスポンスという訳のわからない展開からだったので、特別感も何も無い笑える年越しをしてしまったのです。そのままライブは佳境に入っていくわけですが、最後の『サイケな恋人』で天井から降ってくる風船というポップな演出は、なぜか現れたブリーフ軍団と大パンティコールに不釣合でした。しかし、それが今回のCDJを彩る素晴らしいシーンになったのも事実です。ふらふらのゲーリーが去っていく後ろ姿がなんか江頭2:50に似てるなと思いながら、2012年、変態的に行くぜ!という決意と共に、このライブも終わるのでした。


まとめ
飯(タコライス)→グループ魂セカオワ佐野元春→ユニゾン→スペアザ→飯(年越しタイラーメン)→岡村さん→モールル


今回の、CDJは、ここ数年のライブで最も充実した時間を過ごせた気がします。フェス本来の楽しみってこういうもんなんじゃないかなーと、気持ちを新たにしました。最高の年越しでした。

野口、久津川で爆死