『もう恋なんてしない』

「じゃあもう連絡してくんな お前よばわりされるおぼえはない 何様のつもりだよ」
これを彼が本当に言っているとしたら、これまで重ねてきた時間は一体なんなんだったんだろう。面と向かったら言えない言葉を文字だけで送って自己主張だけ。社会の中で自分がどのような場所でどんな風にどんな人達に支えられてきたかわかっているのだろうか。きっと彼はこれからも何もわからず、言い訳をしながら自己を正当化しながら孤独に生きていくのだろう。いや、支えてくれる人ができたから、それはそれで幸せなのかな。これまで俺やその仲間たちとの時間は全てなかったことになるんだろうね。嘘で塗りつぶして。それを大げさとか笑ったり馬鹿にするならすればいいよ。そんな人生なんだろうね。
あえてここに書かせてもらったよ。
もう恋なんてしない