『長谷サンズ』

3日間、通夜、告別式とあり、その間にもともと約束していた接待もあり、なんだかよくわからず過ごしたが、今日、三島での彼女の告別式に行ってきちんと別れを済ませてきた。俺にとっては身近な人との別れが突然来るなんて普段考えもしないし、突然複数来るなんて普通はないだろうし、色々考える機会になった。
街中で歩いている人たちは普通に生きていて毎日を普通に送っている。もちろん俺もそうだし、俺の周りにいる奴らもそうだと思っていた。でも、亡くなってしまった2人は突然その日常が終わってしまった。以前も真剣に「死ぬ」ってことについて考えていた時期があったが、本当にいつ誰がそうなるかわからない。常に死ぬことを考えて生きていくなんて難しいと思うが、この時間を精一杯生きていかないといけないということはわかった。
彼らには明日はなかった。きっと先のことも考えていただろうし、俺たちも彼らが当然のように登場する未来を考えていた。でもそれは実現しない。いつも笑顔だった彼の顔、飄々と仕事に取り組む彼女の顔、心の片隅に置いて、これからは一生懸命今を生きていこうと思う。


お疲れさまでした。ありがとうございました。
サーフ ブンガク カマクラ


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